- 物資の乏しい「滅んだ世界」を疑似体験できる終末物作品
- 物質的に満たされている現状を自覚すると断捨離が捗ります
こんにちは。
洋服好きミニマリストらいばる!です。
みなさんは断捨離や片付けの際に、背中を押してくれる原動力はありますか?
筆者は「終末物」の作品を観るとモチベーションが上がります。
※終末物:フィクションのジャンルで「滅亡した後の世界」や滅びゆく過程を描いた作品。
物資が潤沢に存在する現代では、誰もが簡単に物を手に入れることができます。
それゆえに身の回りが不要な物で溢れかえり、本当に大切な物を見失いがちです。
人類や文明が滅んだ終末世界では物資の供給が止まります。
生き残った人間は、限られた物を駆使し、水や食料を求めてサバイバルすることに…
そんな過酷な世界を疑似体験することで得られる気付きは沢山あります。
- 身の回りが不要な物で溢れていること
- 生きていくために必要な最低限の物
- 非合理的でも心の支えとして必要な物
今回は終末作品好きなミニマリストおすすめの2作品を紹介します。
お片付けの前に、または片付いたお部屋で、是非ご覧ください!
おすすめ終末作品①少女終末旅行
同名の漫画とそれを原作とするアニメで、タイトルや雰囲気のとおり「ほのぼの系」です。
ミリタリーな服に身を包んだ女の子2人組によるかわいらしい旅と癒される会話が特徴。
慎重派で頭脳担当のチトと能天気な体力担当ユーリの日常を描きます。
が、世界観は超絶シビア!
大規模な戦争により世界は既に滅び、人間はほぼ生き残っていません。
主人公たちが他の人間と出会うことはほとんどありません。
ゆえに、チトとユーリにとってはお互いが最後に残された友人であり家族であり他人。
笑いあったり喧嘩をしたり、お互いが何よりも大切な存在であることが伝わってきます。
また、生命体もほぼ死滅していて、植物の1本すら生えていません。
食料といえば先の戦争で残された保存食(レーション)のみ。
人がいないため取り合いにこそなりませんが、2人は残された食料を求めて彷徨う毎日。
減っていく資源への不安、食糧庫を見つけた時の安堵が、濃密な「生」を感じさせます。
食料や燃料といった生きるための最小限のことしか知らない主人公たち。
しかし、2人は旅の中で様々な物に出会い、理解していきます。
音楽や宗教、芸術や人々の生き甲斐などなど…
このように物資の乏しい世界でも、2人は楽しく生き続けます。
本当に大切なことは物質的な幸福ではない。そう思わせてくれる作品です。
あとレーションがどうみてもカロリーメイトで、無性に食べたくなります(笑)
好きすぎて原作コミックスは全6巻をKindleで全て持っています。
漫画は既に完結していて、アニメは4巻までの内容です。
どちらも会話がテンポよく進み、心地よく観られます。
おすすめ終末作品②ザ・ウォーカー
こちらは暴力が支配する終末世界を描いたアクション映画。
物資や食料を略奪するならず者たちを蹴散らしながら、主人公イーライは歩き続けます。
目的地は西とだけ示されており詳細はイーライ自身も知りません。
ただ1冊の「本」を西へ届けることだけが主人公の目的です。
世界観はさらにシビア!
水も食料も乏しいばかりか、それらをめぐって略奪が横行しています。
これだけでも物資の潤沢な法治国家に生まれたことに感謝してしまします…
ある生き残った人々の街では、支配者カーネギーが飲み水を独占しています。
カーネギーはその権力を絶対の物にするため1冊の「本」を探し続けているのでした。
この街に「本」を持ったイーライが訪れることで物語が展開するのですが…
基本的にはアクション映画。
観るときは細かいことを気にせずに楽しめます!(笑)
注目すべきは、物資の供給が止まったことで物の価値がガラリと変わった世界。
例えばシャンプーの試供品が入った小瓶がとんでもなく貴重です。
支配者カーネギーが「地球で最後のシャンプーかも」と妻へ使うシーンが印象的。
また、コンビニでもらうような個包装のお手拭きも大変貴重。
イーライは街でこのお手拭きを対価に、ボロボロの音楽プレイヤーを充電してもらいます。
捨ててしまうような物が溢れた現代について、とても考えさせられる作品です。
荒廃した世界を旅するイーライの荷物はリュックが1つだけ。
歩いて旅をするためには身軽であることが絶対条件です。
しかし、武器や水筒の他、心の支えとなる音楽プレイヤーも彼にとっては必要な物です。
「生存すること」と「生きていくこと」は違うというのもまた、大切な気付きでした。
まとめ
以上、ミニマリストがおすすめする終末物作品の紹介でした。
筆者は物選びで「終末世界にこれを持っていきたいか?」と考えることがあります(笑)
これは大袈裟かもしれませんが、例えば災害時に持ち出したいか?など…
極限の状況でもそばに置きたいものが「本当に大切な物」かもしれません。
それを深く考えたいとき、終末作品はとてもおすすめです。
読んでいただき、ありがとうございます。