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【スエード靴】自宅で簡単!テカりの取れない起毛をオイルバケッタ風加工で艶出しする方法

※この記事はアフィリエイト広告を利用しています

オイルバケッタ風加工ビフォーアフター
  • 古くなったスエードに自宅で加工!
  • 艶出しで生まれ変わらせる方法を紹介します!

こんにちは。
洋服好きミニマリストらいばる!です。

今回は靴のお話です。
4年間過酷に履き倒したスエード靴が傷んできてしまいました。

そこで、自宅で「オイルバケッタ風加工」を施し生まれ変わらせました。

スエードといえば起毛の独特な風合いがお洒落な素材です。
しかし、以下のようなトラブルも発生しやすいです。

  • 起毛が寝てテカりが出てしまう
  • 毛羽立ってしまう
  • 色落ちでムラが出てしまう

これらの問題は大抵ブラッシングとスエードミストで回復します。
(スエードミスト=保革クリームのスプレー版)

しかし、古くなってくると手の施しようが無くなってきます…
ビジネスシューズは特に、綺麗じゃないと履けませんよね。

でも、古くなったからと言って捨てるのはもったいないです!
1,000円程度あれば簡単に自前でリメイクできます。
スエードとは違う、独特な艶を持つ靴に加工してみましょう。

以下、詳細と工程を紹介させていただきます。
スエード靴の処分を検討している方は、是非お試しください。

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スエード靴の「オイルバケッタ風」加工とは

加工済みアイアンレンジ
オイルバケッタ風加工を施した元スエードブーツ(アイアンレンジ8085)

オイルで起毛を寝かせて艶を出す加工

スエードレザーの起毛を油分で寝かせ、艶を出す加工です。
オイルやワックスを含むシュークリームを全体に塗り込みます。

オイルバケッタ「風」と言うからには、元になる加工が存在します。
簡単に説明すると、レザーへ丹念にオイルを染み込ませる製法です。

既製のスエードレザーに対しオイルを足してアレンジする加工が、
これにならってオイルバケッタ風加工と呼ばれています。

オイルバケッタ加工を施したレザーの特徴は、次の2点です。

  • オイルで起毛を寝かして発現する独特の艶
  • 油分をたっぷり含むため水に強い

ちなみに、上の画像のブーツも以前自宅で同じように加工しました。
まさに世界に1足だけの靴で、筆者の宝物です。

こちらの記事で詳しく紹介しました!
他の手持ちの靴も一緒に紹介!

注意!後戻りはできない

一度オイルバケッタ風加工を施すと、元に戻すことはできません。
オイルで寝かせてしまった毛を起こすことはできないからです。

加工する前に、一度よく考えましょう!

スエードにはスエードにしかない風合いがあります。
そのため、まだ綺麗な状態の靴についてはあまりお勧めはしません。

逆に、古くなった靴には捨てる前に是非お試し下さい!

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実践!自宅でオイルバケッタ風加工

スエード靴
右足のつま先がテカっています

こちらのスエード靴を加工していきます。

右のキャップトゥ部分はもうかなりテカっています。
毛の堅いブラシをかけて起こして来ましたが、もう限界のようです…

早速取り掛かっていきましょう。

工程① ブラッシングで汚れやホコリを除去

作業開始
作業開始

まずは紐を解き、全体をブラッシングで綺麗にします。
スエードの毛の中に入り込んだホコリもしっかり落としましょう。
オイルが満遍なく染み込むようになります。

ブラッシングをしないと、汚れをオイルの中に取り込むことになります。
それはちょっと嫌ですよね。

工程② シュークリームを塗り込んで起毛を寝かせる

BootBlackダークブラウン
BootBlackダークブラウン

今回はこちらのBoot Black Silverlineのダークブラウンを使用しました。
前項で紹介したブーツに同じ加工をする時にも使いました。
とても綺麗な色と光沢が特徴です。

今回の材料費はこのオイル代(1,100円)のみ!

正確には手元にあったので、それが減っただけです。
手元にあって、色も合ったのでダークブラウンを使いましたが、
おすすめはこちらの「ナチュラル」です。

ナチュラルはつまり無色で、元のスエードレザーの色が活きます。
色は濃くする方向には後で簡単に変えられます。
まずは無色を試しましょう!

ペネトレイトブラシ
つま先からオイルを塗っていきます

ペネトレイトブラシでクリームを塗り込んでいきます。
ペネトレイトブラシはクリームを塗るための専用のブラシです。
布や素手で塗るよりも楽に満遍なく塗ることができます。
スエードは毛の中にクリームが入り込んで伸びづらいので重宝します。

オイルバケッタ風加工ビフォーアフター
右足が加工済み、左足が加工前。

片方が塗り終わりました。全然質感が違います。
スムースレザーと比べて、鈍く不思議な光沢を放っています。

なめらかな革に塗る時と違って、クリームは大量に必要です。
(今回は50g入りの瓶を3分の1くらい使いました)

コツは、伸ばすのではなく塗り付けるような感覚です。
余分なクリームは後で拭き取るつもりで大胆に塗りましょう。
ただし、多めに塗ってもスエードがガンガン吸い込みます。

反対側も同じように塗って終了!
内羽のシューズは特に、内側のシュータン(ベロ)も忘れずに。
どちらも塗り終わったら、そのまま一晩乾燥させます。

完成!(クリーム塗布後一晩乾燥)

オイルバケッタ風加工完了
独特の艶!

翌日の写真です。ついでに紐も交換しました。
加工前のムラや毛羽立ちといった使用感が消えて別物のようです。

先に紹介したブーツとはまた違う、重厚感ある光沢です。
夏より秋冬にもっと活躍できそうな雰囲気ですね。

スムースレザーと同じようにハイシャインの仕上げもできるそうです。
ピッカピカ!にしたくなったら、改めて紹介させていただきます(笑)

ついでに靴紐も高級なものに交換しました!
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まとめ

以上、自宅でできるオイルバケッタ風加工を紹介しました。

  • オイルバケッタ風加工は起毛を寝かして独特の艶を出す
  • 劣化したスエードを生まれ変わらせることができる

皆様も古くなった、または履かなくなったスエード靴はありませんか?
捨ててしまう前に是非、オイルバケッタ風加工をお試しください。

世界に1足だけの、愛着ある靴に変身させることができます!

読んでいただき、ありがとうございます。

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