- スーツ/ジャケットの見落とされがちな着こなしとマナー3選を紹介
- 世間ではあまり徹底されていない。でも、出来ている人は格好いい!
こんにちは。
洋服好きミニマリストらいばる!です。
スーツやジャケットは基本が抑えられていれば、自然と洗練された着こなしができます。
知識と実践で誰でも格好良くなれる最高の衣服です。
周りに、シンプルなスーツなのに何故か格好いい人っていませんか?
その人はきっと、みんなが見落とす着こなしやマナーの基本ができている人です。
今回紹介する3つはどれも、スーツやジャケットの着こなしでは基本的なマナーです。
しかし、現代日本において「必須」と言えるほどには徹底はされていません。
例えばシャツの裾が出ていたら上司に怒られますが、この3つは多分スルーでしょう。
※オシャレ上司は怒るかもしれません
しかし、これが自然に出来ている人は圧倒的に格好いい!
そんな着こなしのマナー3選を紹介したいと思います。
マナー①上着の前ボタンを適切に留める/外す
一番下のボタンは外して着る
上の画像は悪い例です。
本来留めるべきでないボタンを留め、不自然なシルエットになっています。
スーツもジャケットも、上着の前ボタンにはマナーがあります。
ボタンを留める際に一番下のボタンは開けて着ましょう。
一番下は飾りボタンであり、全部止めてしまうと形が崩れてしまうからです。
2つボタンなら上1つだけを留め、3つボタンなら上2つだけを留めます。
そうすることで上着が本来持つ美しいシルエットで着ることができます。
起立時は閉め、着席時は開ける。
立っている時は、上着の前ボタンを留めて着るのがマナーです。
反対に座っている時はこのボタンを外し、前を開けて着ます。
これを守ることで、見た目もグッと格好良くなります。
上着は基本的に前ボタンを留めている状態が完成形です。
前を閉めた時の形が体に沿ってシルエットを美しく見せるように作られています。
そのため、立っている時は前ボタンを留めていた方が服のシルエットを活かせます。
座った時は体の形が変わり、服の形はこの時の体には合いません。
生地が両脇に引っ張られてボタンに負荷がかかるのを感じるはずです。
着席時はボタンを外すことでこの窮屈感を出すことなく着ることができます。
また、このボタンを留めたり外したりする仕草がスマートな人は格好いいです。
三つ揃い(スリーピーススーツ)の場合
ベストを着ている際は起立時も上着の前ボタンを外して良いことになっています。
もちろん留めて着ても良いのですが、着席時はやはり前ボタンを外します。
前項の通りスーツは前ボタンを留めた状態が最も美しい状態です。
そのため、筆者はスリーピースも前ボタンを留めて着るのが好きです。
ベストはラペルから少しだけ覗き、座った時に見える程度がセクシーかなと(笑)
②ネクタイにディンプル(えくぼ)を作る
ネクタイのディンプル(えくぼ)は、襟元を立体的で美しく見せます。
上の写真で、ネクタイの結び目に見えるくぼみがディンプルです。
こちらも作らなかったといってとやかく言われることはありません。
しかし、ディンプルのない結び目はのっぺりとして垢抜けません。
ディンプルの作り方は簡単です。
結ぶ際に凹ませたいところに人差し指を挟んで両側を摘みながら締めましょう。
結び目もしっかりとして緩みにくくなります。
シンプルなネクタイも、ディンプルの陰影でメリハリが生まれます。
上手く出来るようになると無地のネクタイが大好きになります!
③ジャケットの胸にポケットチーフを挿す
どんな場面でも使えるTVフォールドがおすすめ
まだまだポケットチーフを挿している人は少ないように思います。
しかし、本来スーツのマナーとしてはチーフ有りが正解です。
ビジネスシーンで装飾性の高いチーフや挿し方はハードルが高いかもしれません。
着こなしとして正しくても、日本では少数派であることは確かです。
そんな時は最もフォーマルなTVフォールドがおすすめです。
胸ポケットの幅に合うよう四角く折って、上端が1cm程度出るように挿すだけ。
冠婚葬祭いつでも使える挿し方です。
(ただし、お葬式にはシルクではなくリネンのチーフを使います。)
お堅いはずのTVフォールドでも、スーツ姿はグッと垢抜けます。
職場にチーフが浸透しているようなら、色んな挿し方も試しましょう!
参考になるのはやはり007ことジェームズ・ボンド。
彼はいつも隙の無い完璧な着こなしで、チーフは決まってTVフォールド。
スパイ映画としても最高ですが、スーツ好きも是非見てほしいシリーズです。
カジュアルシーンにはカジュアルな挿し方を
少しカジュアルな服装が許される場面では、チーフの挿し方も広がります。
オフィスカジュアルには肩肘張らない挿し方が馴染みます。
おすすめは「パフド」と「クラッシュド」。
どちらも摘んで挿し込むだけの簡単な挿し方で、気楽に楽しめます。
まとめ
以上、出来ると格好いいスーツ・ジャケット着こなしのマナー3選でした。
- 上着の前ボタンを適切に留める/外す
- ネクタイにディンプル(えくぼ)を作る
- 胸ポケットにポケットチーフを挿す
3つとも、当たり前に求められるマナーたちからは何故か漏れてしまっています。
しかし、それがきちんとできているだけで格好いい。
やらない手はありません!
読んでいただき、ありがとうございます。